笑顔いっぱい 夢いっぱい
ローマ日本人学校
校長 津瀬 雅之
このたびローマ日本人学校は、開校33年目を迎えました。本校の歴史と伝統をつないでいくことに責任の大きさを感じています。本年度も、学校教育目標である「夢や目標をもち、人間性豊かで、たくましく国際社会に生きる日本人の育成」の実現に向け、教職員一丸となって本校教育の推進に努めていきます。
これからの学校には、一人一人が自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められています。
そこで、「主体的・対話的で深い学び」の視点から「何を学ぶか」だけでなく、「何のために学ぶのか」「どのように学ぶか」も重視していきます。そして、ICTも活用しながら、一人一人を大切に育成し可能性を引き出す『個別最適な学び』と多様な個性を最大限に生かす『協働的な学び』の一体的な充実を図っていきます。
また、子どもたちの「生きる力」を育むためには、学校での学びを日常生活で活用したりご家庭での経験を学校生活に生かしたりすることがとても大切です。保護者のみなさまの働きかけが子どもたちの「生きる力」の原動力になります。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、収束したとは言いがたいですが、これからも感染症対策を講じつつ、学校教育ならではの学びを大切にしながら教育活動をすすめ、子どもたちが『笑顔いっぱい 夢いっぱい』の学校生活が送れますよう、健やかな学びを最大限保障するための取組を進めていきます。
小さくとも世界に誇れる「ローマ日本人学校」をめざし、保護者、学校運営委員会、AGIS(学校教育協会)、日本人会等関係機関の皆様方と手を携えながら魅力ある学校に向けて本校教育活動を推進していきます。これからの予測困難な時代を生きていく子どもたちが、必要となる力を身につけていくことができますよう、学校教育活動への皆様方の変わらぬご理解とご協力をよろしくお願いいたします。